PCによってはうまくいかないこともあるかと思いますのでご注意ください。
最近ランサムウェアが猛威を振るっていますね。
統計によると感染したうちの99%がWindows7のPCだったようで、
WindowsUpdateをさぼっていた自分のPCも危険だと思いアップデートを行おうとしました。
すると、0%から一向にダウンロードが進まない。
しかも「Microsoft Updateのソフトウェア」となっていないとダメな場所が「(null)のソフトウェア」と表示されています。
初めに行ったこと
まずは再起動して、起動しているソフトが真っ新な状態にします。(自動起動されるソフトは除く。)
WindowUpdateを行う際に、ダウンロードしたデータ(キャッシュ)がゴミとして溜まってしまいそれが悪さをする場合があります。
下記を管理者権限のコマンドプロンプトから実行します。
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
net start msiserver
net start bits
net start cryptSvc
net start wuauserv
自動化したファイルはこちら(解凍後、管理者権限から実行してみてください。)
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
初めにstopコマンドですべてサービスを止めています。
サービスが起動中だとファイルの書き換え等ができなくなるからです。
wuauserv・・・WindowsUpdateサービスそのものの事です。
cryptSvc・・・Windowsファイルの署名に関するサービスです。
bits・・・バックグラウンド上でのファイルのやり取りがUpdateを詰まらせてる可能性があるので止めます。
msiserver・・・Windowsインストーラーの開始に関するサービスです。
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
renはリネーム(名前の変更)です。
フォルダの内容を削除してしまうと不具合が出た時に取り返しがつかなくなるので、
一旦名前を変更します。
net start msiserver
net start bits
net start cryptSvc
net start wuauserv
startで先ほど停止したサービスをスタートさせます。
以上を行った後に再起動、これだけで直る可能性もあります。
自分は直らなかったので次へ。
スタンドアローンインストーラを試す
通常は、インストールソフト自体に更新データが入っているわけでは無いので、
インターネットにつながっていない場合インストールが進みません。
スタンドアローンインストールを行うと、オフライン状態のPCでも更新が可能です。
WindowsUpdateを詰まらせる原因を治す一因になるインストーラがこちら
500MBくらいあります。
インストール後に、再起動。
もう一度WindowsUpdateを試して開始されました。
成功したら最後に
先ほど名前を変えたファイルを削除します。
⇒C:\Windows\SoftwareDistribution.old
%systemroot%\System32\catroot2.old
⇒C:\Windows\System32\catroot2.old
※システムファイルの場所を移動していない場合